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MyプログレアルバムTOP10

 先日原子真一さんとプログレッシブ・ロックの話で盛り上がり、つい「今度自分の好きなアルバム紹介しますね^^」と口走ってしまったので、今の自分の中のプログレTOP10を決めるためにアルバムをずっっっっと聴きかえしていました。

【プログレッシブ・ロック(プログレ)】
70年代中心のイギリスやヨーロッパで流行した音楽ジャンル。既成のロックから発展した文字通り前衛的なロックのこと。特徴としては「一曲長い、10分20分はザラ」「他ジャンル(ジャズ、クラッシック他)との融合」「アバンギャルド」「即興」「テクニック重視」「とりあえず変拍子」「メロトロン(キーボード楽器)多用」「変態」などなど雑種多様。


 ジャンルの基盤というものがなく、聴く人が「これはプログレだ」と決めてしまえばそうなってしまうという曖昧さなので、人によって好みも全く違えば、自分の中でも好みの移り変わりが非常に激しいジャンルだといえるでしょう。まぁ今後の短い人生のなかで何を聴いていくかという方針を立てるためにも、定期的にこうして好きなアルバムを撮りあえげて見るのもいいかなぁといった次第です。で、なんとか1バンドにつき1アルバムという制約の中で10枚を選び出したわけですが、未聴の方のためにyoutubeへのリンクも貼ってみたのでもし興味とお暇があればどうぞどうぞ。


10 Jethro Tull 『Thick as a Brick』
A面B面合わせた約40分が一曲という途方も無い長尺さですが、畳み掛けるような展開で一気に聴かせてしまう作品。イアン・アンダーソンによるフルートを使ったライブパフォーマンスもさることながら、なによりも彼のユニークな声で歌い上げられる壮大な歌もすばらしいです。歌詞の意味が全くわからないのもまたひとつのプログレの醍醐味。
http://www.youtube.com/watch?v=8PcX_D5Z_CA

09 ELP 『Trilogy』
ELPといえば『タルカス』『展覧会の絵』『恐怖の頭脳改革』などの人気が高いのですが、私はこれと次点の1stが好きだったりします。彼らのロック的な魅力も捨てがたいのですが、落ち着いた美しさが際立つ本作がだんだん私の好みとなりました。タイトル曲の⑦Trilogyのグレッグ・レイクの歌声とキース・エマーソンのピアノを聴いているだけで感極まります。もちろん⑥hoedownのようにムーグシンセサイザーを派手に使う曲も大好きです。
http://www.youtube.com/watch?v=N0FuFfcCZiE

08 Genesis 『Selling England by the Pound』
買った当初はハードロック的なものを好んでいたせいもあって①Dancing with the Moonlit Knightぐらいしか耳に残りませんでしたが、③Firth oh Fifthのスティーブ・ハケットの叙情的なギターソロ、⑦The Cinema Showのトニー・バンクスのキーボードソロやあのグルーブ感など、多くの聴き所に気がついたのは結構後になってからでした。
http://www.youtube.com/watch?v=KU2bOYiBX28
http://www.youtube.com/watch?v=7LB6WNzwQWU

07 PFM 『L'ISOLA DI NIENTE』
コーラスやインストなど巡るめく展開で隙のない完璧さを備えるも、緊張感が常に張り詰められているというわけではなく随所随所でイタリア的な明るさと暖かさに支えられています。鮮やかな風景が目の前に広がるようなフレーズの美しさも大好きです。ジャケットの穴を仕掛けは、こういうお遊び要素もあるというプログレの楽しみを私に教えてくれたきっかけだったり。
http://www.youtube.com/watch?v=M9eQxsjd3sc
http://www.youtube.com/watch?v=VubK9cYdvpE

06 King Crimson 『Lark's Tongues in Aspic』
『宮殿』『レッド』、散々悩んだ挙句これにしました。静と動の入り混じった構成、インプロの緊張感はこのアルバムが頭一つ抜けているからです。初めて聴いたとき、やたら音が小さいなとオーディオのボリュームをあげた直後後悔することになったのはいい思い出。ライブ映像でミューアの暴れっぷりに驚いたのもやっぱりいい思い出。始めて経験したライブでフリップ先生の演奏を聴いたのは(サウンドスケープorz)ほろ苦い思い出。King Crimsonは自分にとって特に思い入れの深いバンドです。
http://www.youtube.com/watch?v=6qRzG1n4WSo
http://www.youtube.com/watch?v=-4SYxusN2fY

05 Soft Machine 『Third』
ソフトマシーンは次期によって指向がかなり変わってきますが、その中で特に異彩を放ち引力があるこのアルバムを選びました。20分×4曲という超ボリュームなのにどれも密度の濃い曲ばかり。世界一悲しい声と形容されるワイアットが歌い上げる③Moon in Juneは、ソフトマシーンで聞ける彼の最後のボーカル曲であることと後に事故で下半身不随になりドラマーとして引退せざるをえなくなった悲劇を知っていると、よりいっそう心に響くものがあります。そしてアルバムの殆どを占めるインスト部分で、時間と空間を歪ませるようなヒューホッパーのベースも特徴的です。
http://www.youtube.com/watch?v=KjFVu1AMtR0
http://www.youtube.com/watch?v=t9Io9leGqIg

04 Beatles 『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』
世界を代表するポップバンドをあえてプログレとしてあげました。コンセプトアルバムですが曲同士でつながりがあるというわけではなく、実際はかなりバラバラ。しかしそれを架空のバンドがショウを催すという名目をジャケットから口上でその雰囲気を作り出してしまうアイデア。そして⑪Good Mornig Good Mornigでの動物達の鳴き声や⑬A Day in the Lifeでのオーケストラとの共演など、まるでサーカスで次々と表れる出し物を見ているような感覚。67年でこんなことアルバムを生み出してしまったビートルズがプログレッシブでない理由はありません。同様にアビーロードやホワイト・アルバムも同じくプログレな作品だと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=A7F2X3rSSCU

03 Comus 『First Utterance』
ジャケットを見た瞬間に頭に浮かんだ「これは絶対ヤバい」という予想が見事に的中した作品でした。ベース以外はすべてアコースティック楽器にも関わらずこの異様な高揚感、ダミ声の男性ボーカルと空気を切り裂くかのような長く冷たい女性ボーカルのコンビ、つんざくヴァイオリンと引っ掻き回すアコギのグルーブ感、長尺の曲も時間を忘れるどころか感覚まで喪失してしまいそう。夜中一人で耳を傾ければ、脳汁がドリップするわアンダーグラウンドにトリップするわでもう大変な世界です。
http://www.youtube.com/watch?v=DEKDBIF__MQ
http://www.youtube.com/watch?v=MqXxPUfUmxI

02 Hatfields and the North 『Rotters Club』
今まで聴いてきたアルバムの中で最も美しいアルバムといったらこれ。キーボードやコーラスが引き立てられるシンクレアの優しく素朴な声は大好きです。またスチュワートのキーボードは決して派手ではなくシンプルなぐらいですが、アンサンブルの美しさはまるできらめく宝石箱のよう。前半の曲のメドレーもいいのですが、やはり聴き所は20分の大曲⑨Mumpusでしょう。途中のキーボードソロとラストのリフなんて何度聞いても泣きそうになります。
http://www.youtube.com/watch?v=T9mGzcj1r2E
http://www.youtube.com/watch?v=T4tR_IHaa4M
http://www.youtube.com/watch?v=tfJG0Jtfe1c

01 Yes 『Close to the Edge』
収録されている3曲どれもが傑作。①Close to the edgeは名前通りの緊張感が20分間続く大曲で、起承転結でかっちりと構成されまったく隙がありません。様々なパートをテープでつぎはぎして制作したといわれていますが、もともとこんな形であったとしか思えないほどのでき。②And You and Iはうってかわって和やかな曲。アコギとキーボードの上をジョンが透き通った声でたんたんと歌い上げた後、メロトロンの洪水ですべてを流し去り、またアコギで始まるという展開には感涙。③Siberian Khatruはノリノリのロック。ハウのギターリフやウェイクマンのキーボードソロ、クリスのユニークなベース、最後のコーラスなど聴き所満載。私はたいていのバンドはスタジオ版よりもライブ版のほうが迫力がああって好きなのですが、このアルバムん限っては完璧という意味でこのスタジオ版のほうが好みです(もちろんライブで弾きまくってるハウも好きですが)。
http://www.youtube.com/watch?v=3eFyevOrnAc
http://www.youtube.com/watch?v=7fi-sUOM8io
http://www.youtube.com/watch?v=2j2FoRssOgQ





 以上、特にマイナーなものもなくわりとメジャーな10枚でした(プログレ自体がマイナー?それは禁句だぜ?)。昔に比べると、わりとフォークやジャズ的な嗜好が強くなったかなぁと思います。
 しかし10枚でしかも1バンド1枚制限でもこれだけしかあげられないとは。ピンクフロイドやフォーカスは何処へ・・・。しかもまだまだプログレなら必須ともいえるようなアルバムを聴いてないものも多いでしょうし、所有している中でも聴き込んでないものもありますから、また数年たったらどうなることやら。
 あと、レビュー?してて自分の語彙の無さにまた例のごとく痛感しました。音楽的な知識が無い素人というだけでなく、ふだん音楽を聴いているだけでそこからさらに一歩先に踏み出して「考える」という行為をいかに怠ってきたことか。まだまだプログレ、いや音楽好きとして名乗るには未熟者ですが、今後もプログレ仲間と付き合うに当たって、少しでもその能力を養えていければ、と思います。

■コメント

■Re: MyプログレアルバムTOP10 [原子真一]

どうもお疲れ様ですwはてさてどこからコメントすればいいのか迷いますね(って考えてたらコメント遅くなっちゃった(´゚ω゚`)ゴメン。とりえあえずガルベロスさんとは好みが合いそうなアルバムの選出で少し安心。こうして見るとやはりUK勢が強いですな、イギリスのメロディは日本人にも受け入れられやすいですよね、原風景というか。
Trilogyは展覧会とか恐怖の頭脳改革に挟まれて地味なイメージがありますが曲は粒ぞろいで実は良くできていますよね。
>太陽と戦慄
自分も最初は宮殿とかレッドが好きでしたが仰るとおり緊張感などが頭一つ抜けていますよね。やはりミューアの楽曲への影響が大きかった点もあるのでしょう。ピヨピヨパフパフ
ビートルズはロックの可能性を広げた点でも偉大なのかなーと思います。そういえばご存知かもしれませんが最近やってる宇宙をかける少女っていうアニメの中にPFMのL'isola Di Nienteのパロディがあって極一部で騒がれてた模様(でも曲の出来はあんましよくない・・w自分はあんまり見てなかったり)→http://6.cn/watch/10867530.html 21:26~辺り

ランキングとなると聞く頻度ってのは結構重要になってきますよね、自然と聴きやすいアルバムが挙がってくるようになるんじゃないかと思ってます。
ところでガルベロスさんはどこからプログレに入りましたか?自分はベタベタですが宮殿から入ったクチです、この年代に面白い音をやるんだなあという印象でした。
>「考える」という行為
おうおう耳が痛いw私も普段聴くのみで意識して考えるなどはしてません、というか多分出来ない。なんでレビューとかになると「凄い」というのは分かるけどそれがどう「凄い」のかを説明する力は無いですねぇ。私もそういう能力を養いたいですが知識が無いので付け焼刃になりそうです(;^ω^)

■Re: MyプログレアルバムTOP10 [ガルベロス]

>好みが合いそうなアルバム
Close th the EdgeやThirdはともかく、Trilogyまでかぶってしまったのはビックリでしたwwここは別のアルバムをあげておくか悩みましたが素直に載せた次第ですwwでも一番好きだというだけであって、他のアルバムが決して劣っているというわけではないんですよね。ELPにはまったのは恐怖の頭脳改革からですし。

>UK勢が強い
ヨーロッパ勢だとPFMやFochs、Magma、Area、Gongなど有名どころばかりしか聴いてないですねーwwあとIL ROVESCIO DELLA MEDAGIAはニコニコで知って買ってみたり、宮殿好きにオススメと聞いてANEKDOTENとか。
やっぱりここらへんはイギリスのに比べて置いてある店も少なく、しかも言語が大きな壁ですよねwwフランス語やイタリア語のバンドなんてバンド名だけでもついていけない><
あと日本のバンドでも結構プログレっぽいのありますよね。四人囃子や月比古とか聴きやすくていいと思います。

>イギリスのメロディは日本人にも受け入れられやすい
有名なプログレバンドが後期でポップバンドに変化したのも考えれば、単にメロディーだけとってもなかなかプログレもあなどれませんよね。
ただイギリス物でもアバンギャルド方向なやつはまだ自分には早いようです。ヘンリーカウとかファウストとか(これはドイツか?)、父がここらへん大好物なのですが、自分は未だピンときませんww

>PFMのL'isola Di Nienteのパロディ
ちょwwwまんまじゃないですかwwwこれはスタッフが趣味でやったんだろうなぁww

>どこからプログレに入りましたか?
同じく宮殿ですww当時読んでた『ジョジョの奇妙な冒険』の影響でしたねー。で、派生してELPやらイエスに手が伸びていったわけです。父がやはり洋楽好きで、PFMやらハットフィールズを紹介してくれたという影響もありますね。

>どう「凄い」のかを説明する力
これ、本当に欲しいです!上のレビューにしても、どこかで読んだようなコラムや評論からの影響が強いですし、自分の言葉でバンドやアルバムの魅力を説明できるといいんですけどねぇ。音楽は「百聞は一聴に如かず」?なのかもしれませんが、その一聴に至るまでの架け橋にするためにも、ただ聴くだけではなくそれは発信できる力が必要不可欠ですね。

■Re: MyプログレアルバムTOP10 [原子真一]

久々にTriumvirat聞いたらチープな感じで感動。あぁたまらないわぁこのチープな感じ・・

>日本のプログレ
私は四人囃子や高円寺百景ぐらいしか知りませんね、というかそんなに数無さそうなイメージがありますわ日本は。
四人囃子の一触即発は好きです、まんまフロイドとかパープルですがw当時のロック黎明期であれだけの演奏が出来たのは凄いと思います。はっぴいえんどと並べて日本を代表するロックバンドとして誇ってもいいかもと思ったり。

なるほどお父上から幼少の頃より英才教育を受けていたわけですね。こんな感じで(http://www.youtube.com/watch?v=52vhtwuGjOA)まさに恐怖の頭脳改革。

>ヘンリーカウとかファウスト
あーなるほど。てなるとクラウトロック寄りになるのかな?グルグル、カン辺りの。ファウストは結構好きだったり、Faust IVがいい感じに狂ってていいですね。ただたまに聴く分にはいいんですが普段聴くとなると体力を消耗するんであんまし聞かないなぁ、というわけで私にも早いかなwそろそろジャズや現音に移行しようか幅を広げようかと思ってるんですが中々抜け出せません・・wザッパ恐るべし

■Re: MyプログレアルバムTOP10 [ガルベロス]

ブログを始めて9ヶ月、ここまで濃いコメント欄は初めてです。こんなブログを密かに目指していた私にとってうれしいことこの上ありませぬ(´;ω;`)

>数無さそうなイメージ
日本人(の一部)はプログレが好きだみたいな話もありますけど、この温度差はなんでしょうね。
やはりプログレは作ろうとして作るものではなく、結果できたものがプログレだと認知されることで初めてプログレたるものになるからとか?

>こんな感じ
youtubeへのリンクというだけでもう何が貼られているのかわかってしまったww父は音楽オタだけでなく鉄オタだったりマンガオタだったり、私がこうしてオタクになってしまったのも必然だったのかもしれませんねー。

>抜け出す
プログレばっかり聴いてると、もうなにがプログレなのかわからなくなってきますよねwwむしろプログレじゃないと思ってたのが意外とプログレっぽかったりするので、たまには違うジャンルを聴いてみるものいいかも。
自分は最近バリバリなロックよりフォークやトラッドっぽいやつも聴き始めてます。Sandy Denny、The Pentangle、DR.Strangely Strange、Comus、Nick Drakeとか・・・果たしてプログレから脱却できているのかといえば謎。
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比那名居天子とプログレッシブロックとMTGが主食。

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