A Seasoned Witch
以前お話しした、うちの大学でやっている「ロックとメンタル」という講義。昨日はパンクとニューウェイブのお話だったのですが、何故か講義開始前のBGMはYesのClose to the Edge!!ばりばりのプログレじゃないですかwまさか今日はプログレ特集なのかとワクワクしてしまいましたよ。もしかしたら感想のメールで以前「なぜYesを取り上げないのか」と抗議(笑)したのが原因でしょうかw事実はともかく、講義室で大音量でYesが聞けたのは非常によかった!ひとり目を輝かせていた私に先生は気がついたのだろうかw
と、鼻息あらく興奮しておりますがw、今日はそのYesよりClose to the Edgeをご紹介。
yes - close to the edge pt. 1
yes - close to the edge pt. 2
直訳するとバンド名は「はい」、曲名(アルバム名)は「崖に近づく」。なんのこっちゃということですが、日本語版ではバンド名が「イエス」、曲名は「危機」となっております。イエスと聞くとなにかの宗教かと思われますがおそらく関係ないでしょう。ただ音楽性というか、雰囲気はかなり宗教っぽかったりもしますが。それにしても「危機」という邦題は本当にすばらしい!!そしてタイトルを忠実にアルバムジャケットへ表現したロジャー・ディーンもやっぱりすごい。演奏はもちろんすごい!メンバーがすごい!ああ、もう「すごい」しかいってないですねwもはやなんと形容すればいいのかわからないです。こんな音楽が何十年も前にに生まれていたとは到底思えないですよ。名盤中の名盤、そして個人のベストの中でも3つには入るほどの作品で、この生涯の中でもっとも長く再生していた曲(アルバム)なのです。
まずアルバムの解説ですが、この曲名と同じでタイトルは「Close to the Edge」。初出が1972年9月。メンバーはギター:ボーカル:ジョン・アンダーソン、スティーブ・ハケット、ベース:クリス・スクワイア、キーボード:リック・ウェイウマン、ドラム:ビル・ブラッフォードの5人。曲は1.Close to the Edge、2.And You and I、3.Siberian Kahtruのたった3曲。しかしこれらの曲は約20分、10分、10分と大曲ぞろい!アナログだとA面1曲、B面2曲という、実にプログレらしい構成に。
で、一曲目のこのClose to the Edge。20分という大曲はプログレならよくある長さですが、大曲ともなるとどうしてもだれてしまうところ、飽きてしまうところがでてくるのはその長さゆえです。しかしこの曲に関してはまったくそのだれや飽きという場面がみえてきません。タイトルの通り「危機」的な緊張感が20分間続きます。曲は4つのパートに分かれており、これらのパートがまさに起承転結に相当するもので、20分という長さを感じさせずかつわかりやすい(聴きやすい)構成となっております。
こんなに長い曲をどうやって作ったかといえば、エンジニアがメンバーの録音テープを試行錯誤の末つなぎ合わせた結果だとか。もともとどんな形であったのか想像できない程完璧にできてしまっているので、とても断片をつなぎあわせたものとは考えられないのですが・・・。いやはや。 前作のFragile(こちらも名盤!)は、各メンバーのソロ曲も入れて9曲なのですが、ファンや評論家はこれらの曲を「組曲」ととらえたのをきっかけに、いっそ本当に長い組曲つくっちゃえばいいんじゃね?とメンバーが考えたのがこの発端だとか。
歌詞に関しては、ジョン・アンダーソンの哲学とも言われるくらい難しいもので、自分がどうだと批評できるものではないですねー。ただ意味はわからなくとも不思議と口に出したくなるくらい美しいメロディです。そもそもジョン自信が「僕の歌詞に実はあまり意味など無いw」と発言しているらしいので、歌詞に関しては曲の雰囲気にさえあってればいいのかなぁとw。
というより、この曲やアルバム、そしてこのバンドのメインはやはりインスト部分にあるといっていいでしょう。ハウの緊張感に満ちたギター、ウェイクマンの流暢なキーボード、クリスとビルによるリズム隊。どれもYesを語る上でははずすことはできない存在です、。個人的に一番好きなのはクリスのベースですね。この曲の中だとPart2 Total Mass Retainにおけるベースが特にお気に入りです。音を入れるタイミングや音そのものとか。リッケンバッカーのブリブリとした音は彼の持ち味ですね。他のメンバーがあまりにも目立つので陰に隠れがちですが、唯一すべてのYes作品に参加している彼こそYesのリーダーではないでしょうか。(Yesはメンバーの入れ替わり、というより脱退&復帰が非常に多いバンドで有名です)
個人的な話になりますが、スタジオ版とライブ版どちらがいいかを考えると、私はライブ版のほうが好きなのが大半です。スタジオだとちょっと物足りないなぁという感じがするのと、多少リズムがずれてたり音質の悪さがあったほうが親しみがわくというかw
しかしこのClose to the Edgeに関してはスタジオ版のほうが好きかもしれないです。多重録音を繰り返したであろうスタジオでの作品のほうが、この曲の綿密な構成とアイデアにマッチしますね。
ただライブ版決して悪くはないですよ。ハウのギターがより激しかったり、ジョンの歌い方がちょっと違ったり、いろいろ見所はあります。ただスタジオ版があまりにすごすぎるだけというかw一時期リック・ウェイクマンが脱退して、別のキーボードの人が担当しているClose to the Edgeも興味深いですね。
・・・
今日はこんなところで。このアルバムや他の二曲とライブ、そしてYesについてはまた今後もふれていきたいですね。Close to the Edgeは多分TUTAYAならどこもレンタルしていると思うので、未聴な方で見かけたらどうぞお手にとってみてください。
と、鼻息あらく興奮しておりますがw、今日はそのYesよりClose to the Edgeをご紹介。
yes - close to the edge pt. 1
yes - close to the edge pt. 2
直訳するとバンド名は「はい」、曲名(アルバム名)は「崖に近づく」。なんのこっちゃということですが、日本語版ではバンド名が「イエス」、曲名は「危機」となっております。イエスと聞くとなにかの宗教かと思われますがおそらく関係ないでしょう。ただ音楽性というか、雰囲気はかなり宗教っぽかったりもしますが。それにしても「危機」という邦題は本当にすばらしい!!そしてタイトルを忠実にアルバムジャケットへ表現したロジャー・ディーンもやっぱりすごい。演奏はもちろんすごい!メンバーがすごい!ああ、もう「すごい」しかいってないですねwもはやなんと形容すればいいのかわからないです。こんな音楽が何十年も前にに生まれていたとは到底思えないですよ。名盤中の名盤、そして個人のベストの中でも3つには入るほどの作品で、この生涯の中でもっとも長く再生していた曲(アルバム)なのです。
まずアルバムの解説ですが、この曲名と同じでタイトルは「Close to the Edge」。初出が1972年9月。メンバーはギター:ボーカル:ジョン・アンダーソン、スティーブ・ハケット、ベース:クリス・スクワイア、キーボード:リック・ウェイウマン、ドラム:ビル・ブラッフォードの5人。曲は1.Close to the Edge、2.And You and I、3.Siberian Kahtruのたった3曲。しかしこれらの曲は約20分、10分、10分と大曲ぞろい!アナログだとA面1曲、B面2曲という、実にプログレらしい構成に。
で、一曲目のこのClose to the Edge。20分という大曲はプログレならよくある長さですが、大曲ともなるとどうしてもだれてしまうところ、飽きてしまうところがでてくるのはその長さゆえです。しかしこの曲に関してはまったくそのだれや飽きという場面がみえてきません。タイトルの通り「危機」的な緊張感が20分間続きます。曲は4つのパートに分かれており、これらのパートがまさに起承転結に相当するもので、20分という長さを感じさせずかつわかりやすい(聴きやすい)構成となっております。
こんなに長い曲をどうやって作ったかといえば、エンジニアがメンバーの録音テープを試行錯誤の末つなぎ合わせた結果だとか。もともとどんな形であったのか想像できない程完璧にできてしまっているので、とても断片をつなぎあわせたものとは考えられないのですが・・・。いやはや。 前作のFragile(こちらも名盤!)は、各メンバーのソロ曲も入れて9曲なのですが、ファンや評論家はこれらの曲を「組曲」ととらえたのをきっかけに、いっそ本当に長い組曲つくっちゃえばいいんじゃね?とメンバーが考えたのがこの発端だとか。
歌詞に関しては、ジョン・アンダーソンの哲学とも言われるくらい難しいもので、自分がどうだと批評できるものではないですねー。ただ意味はわからなくとも不思議と口に出したくなるくらい美しいメロディです。そもそもジョン自信が「僕の歌詞に実はあまり意味など無いw」と発言しているらしいので、歌詞に関しては曲の雰囲気にさえあってればいいのかなぁとw。
というより、この曲やアルバム、そしてこのバンドのメインはやはりインスト部分にあるといっていいでしょう。ハウの緊張感に満ちたギター、ウェイクマンの流暢なキーボード、クリスとビルによるリズム隊。どれもYesを語る上でははずすことはできない存在です、。個人的に一番好きなのはクリスのベースですね。この曲の中だとPart2 Total Mass Retainにおけるベースが特にお気に入りです。音を入れるタイミングや音そのものとか。リッケンバッカーのブリブリとした音は彼の持ち味ですね。他のメンバーがあまりにも目立つので陰に隠れがちですが、唯一すべてのYes作品に参加している彼こそYesのリーダーではないでしょうか。(Yesはメンバーの入れ替わり、というより脱退&復帰が非常に多いバンドで有名です)
個人的な話になりますが、スタジオ版とライブ版どちらがいいかを考えると、私はライブ版のほうが好きなのが大半です。スタジオだとちょっと物足りないなぁという感じがするのと、多少リズムがずれてたり音質の悪さがあったほうが親しみがわくというかw
しかしこのClose to the Edgeに関してはスタジオ版のほうが好きかもしれないです。多重録音を繰り返したであろうスタジオでの作品のほうが、この曲の綿密な構成とアイデアにマッチしますね。
ただライブ版決して悪くはないですよ。ハウのギターがより激しかったり、ジョンの歌い方がちょっと違ったり、いろいろ見所はあります。ただスタジオ版があまりにすごすぎるだけというかw一時期リック・ウェイクマンが脱退して、別のキーボードの人が担当しているClose to the Edgeも興味深いですね。
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今日はこんなところで。このアルバムや他の二曲とライブ、そしてYesについてはまた今後もふれていきたいですね。Close to the Edgeは多分TUTAYAならどこもレンタルしていると思うので、未聴な方で見かけたらどうぞお手にとってみてください。
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