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Two plus two makes Five

今から25年前の1984年。アップルがマッキントッシュを発売、グリコ・森永事件発生、風の谷のナウシカやターミーネータなどの映画が封切・・・。私がまだこの世に誕生していないころの話なので、私には少し想像に至らない年ですが。

 この1984年を、昔の人はどんな世界になるのかと考えていたのでしょうか。イギリスの小説家、ジョージ・オーウェルが1948年に制作、1949年に発表したその名も「1984年」という小説(1984は制作年のアナグラム)があります。核戦争を経て世界は3つの国に分断され、そのなかの一国であるオセアニアでは市民が思想・言語・自由が統制され、テレスクリーンによる監視の下に管理されているディストピアが描かれています。文学としても優れている一方で、社会学で引用されたり音楽として表現されたりするなど、多岐にわたって影響を与えた小説です。
 大学のゼミを興味を持ち、最近やっと一読できたのですが、まだまだ完全に理解できたとはいえそうに無いのでまた何度も読み返す必要がありそうです・・・。それでも、オーウェルが想像した未来のひとつのあり方の恐ろしさと、今現在の世界と照らし合わせてどうなのかという疑問など、いろいろなことが考えさせられる小説であったことは理解できました。60年以上も前にこんな未来がどうして想像できたのでしょうか・・・。



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 さて、上でも書いたとおり、この「1984年」は音楽のテーマとしても多くのミュージシャンに選ばれています。リック・ウェイクマン、デヴィット・ボウイ、アンソニー・フィリップス、ヒュー・ホッパー・・・などなど(ヴァン・ヘイレンの1984というアルバムは本作品と関係あるのでしょうか?誰か教えてください)。どうもプログレ関連の人が多いようですね。
 先日新宿プログレッシブ館に行ったところ、ヒュー・ホッパーの『1984』を見つけることができたので、早速購入し聴いてみました。レビューではアヴァンギャルドやアナーキーといった印象らしいと聞いていましたが、なるほどこれはすごい。ファズの聞いたベース、テープによる多重録音、時間感覚を失うような音作り。オーウェルの小説の陰鬱で不信な世界が音によってうまく表現されています。商業的でないポップとは程遠いため、好意的なレビューに対して利益はあまりです、社長に呼び出されたり予算を削られたりしたとヒュー・ホッパーは後に語っています。まぁここまで実験的な作品で売り出すのは難しい話ですがwそれでも最後の曲「MINILUV Reprise」などはジャズロックで聴きやすいトラックもあるので、決して難解に過ぎるというわけではないです。 ヒュー・ホッパーの多録音も多いですが、ゲストとしてCARAVANのパイ・ヘスティング、後期SoftMachineの同期であるジョン・マーシャルやニック・エヴァンスが参加しています。

Hugh Hopper - MINIPAX



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 ヒュー・ホッパーの作品もよかったですが、他のミュージシャンの1984も是非聴いてみたいですね。このCDを買う際、近くの棚にアンソニー・フィリップスの1984があったのですが、オーウェルの小説と関係あるのかそのときわからなかったので手が伸びず、先ほど調べて後悔にいたるまでです・・・。ううう(泣

 また、小説自体に関する話や、ホッパーのほかの作品についてもまた今後詳しく書きたいと思います。

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比那名居天子とプログレッシブロックとMTGが主食。

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