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天子縁の地を訪ねて「名居神社」

~天子縁の地を訪ねて~
 ①一日目~二日目
 ②比那神社
 ③二日目~三日目
 ④名居神社
 ⑤大村神社
 ⑥総括
<名居神社までの道>

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 名居神社の最寄の駅は名張駅です。
 徒歩でいく場合、駅東口を少し南に行って交差点を東へ、名張川に突き当たるので川沿いに上り、あとはひたすらまっすぐ進むと到着します。下比奈知のあたりまでくると案内板が見られます。途中に坂も多く片道40分近くかかるので、できればバスなどを利用したほうがよいでしょう。
 バスは「名張駅前」から三重交通のバスにのって「下比奈知」まで。およそ10分ほどで到着します。料金は片道230円。時刻などはこちらで→http://businfo.sanco.co.jp/
 名居神社の住所は三重県名張市下比奈知2092番地。


<名居神社>

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 名居神社です。
 祭神として大巳貴命(オオナムチノミコト)が、配祀神として少彦名命(スクナヒコナノミコト)、天児屋根命(アメノコヤネノミコト)、事代主命(コトシロヌシノミコト)、市杵嶋姫命(イチキシマヒメノミコト)、蛭子命(ヒルコノミコト)が祀られています。

 日本書紀に「(推古7年)地震ふりて舎屋悉くに破れぬ。則に四方に仰せて地震の神を祭らしむ」という記述があり、勅命でこの下比奈知が地震の神を祭る地として選ばれました。

 神社の名前でもある「なゐ(ない)」は地震を意味する古語で、昔は地震をなゐとも読んでいたそうです。地震の神として他に知られているのは、要石がある鹿島神宮の武甕槌神(タケミカヅチノオオカミ)など。


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 こちらは本殿。

<比那名居天子との関連性>

・「名居」に共通
・地震の神様が祀ってある
・地名が「下【比奈】知」

 緋想天テキストにでてくる大村守(大村の神)はここでは登場しませんが、天子と共通の名であり地震を意味する「名居」の文字があるので、この神社を天子と関連して考えてもよさそうです。地名に「ひな(比那ではなく比奈)」が含まれているのは恐らくたまたまでしょうが、こういう偶然から案外「比那名居」の文字につながったのかもしれません。


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